2011年4月6日水曜日

広がる思いやりの輪

東北大震災という非常時に当たって、連日の暗いニュースに混じって、数々の善意ある行動も伝えられている。ほんの些細な善意から、膨大な義援金の拠出に至るまで、全て心を温められ、失望から救われる思いがする。以下一部だが、心の糧として分かち合いたい。

岩手県の大船渡と釜石に入ったアメリカの救援隊消防士はその惨状に驚いたが、印象深かったのは倒壊したある店の女性主人が「何 もありませんが」とセンベイを差し出したのには感激した。(毎日)

同じく大船渡市で捜索活動をした中国の援助隊員は、通りがかりの住民に「遠くからわざわざありがとう」と声 をかけられ、アメや菓子を手渡された。(毎日)

別の隊員は現地コンビニで「援助隊なら」と代金の受け取りを拒まれ、逆にカップ麺やおにぎりの提供を受けた。(毎日)

マレーシアのある孤児院では、孤児が修道女らに働きかけて被災地への募金活動を始め、自分らと卒業生の分も含む義援金と激励の言葉を日本大使館に寄せた。(毎日)

パキスタンの地中海性貧血を患う子供たち40人は、福祉団体代表と共に日本の領事館へ被災地の子供たちにとサッカーボール10個を寄贈した。(毎日)

アジアの途上国からは過去の日本の援助や災害支援への感謝と共に寄せら れる義援金やお見舞いのメッセージが相次いでいる。(毎日)

ブラジルの貧しい地区の生徒たちは、空き缶に小銭を集めた。(毎日)

スウェー デンの8歳の子は、お小遣いで被災者に水を送りたいといっている。(毎日)

ポーランドのタクシー運転手は、日本人からは代金を取れないと言って走り去った。(毎日)

あるロシアの紳士は、巨額の金と「がんばって」との一言だけを残して立ち去った。(毎日)

ソフトバンクの孫正義社長は、大震災に1,00億円の義援金と、経営から退くまで、毎年の役員報酬も全額寄付すると申し入れた。(朝日)

ユニクロを展開する柳井正、楽天創業者の三木谷浩史の両氏は、それ ぞれ個人で10億円を拠出。(朝日)

ゴルファーの石川遼は「自分にも気合が入る」と、今季の獲得賞金を全部差し出す予定。(朝日)

ジャニーズ事務所の被災者支援イベントには39万人 が参加した。募金の長蛇に加わった女性の一人は「チリも積もればの、チリになれば」とその思いを語る。(朝日)

日本赤十字社などへの義援金は阪神大震災をしのぎ、1000億円を超えたとみられる。(朝日)

子どもたちは、僅かな小遣いから10円玉でも、とのこと。(朝日)

その他数限りなく、、、。

1 件のコメント:

JA Circle さんのコメント...

第二次大戦後の災厄に比べれば、打撃が全国的でないだけに救いがある。震災を免れた人々は今こそ救援の手を差し延べる時だ。